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飛蚊症の治療記録 

ここでは現時点で根本的な治療法が確立されていない「生理的飛蚊症」との
自分自身の体験と結果をまとめたいと思います。
 
多くの方々、また、生理的飛蚊症は日常生活に支障をきたす程酷い症例が
あるという事実を医療関係者の方々に知ってもらいたい狙いもあります。
 
 
尚、リンクを貼りやすいよう1つの記事にまとめる予定です。
非常に長い記事になりますが、ご了承ください。

 

 







1.はじめに
  
・まず私は医療関係者ではありません。記事中に専門的な用語が出てくる
 場合もありますが、あくまでも素人見解です。また、内容については
 間違った情報もある可能性が十分ありえます。参考程度とお考えください。
 
・私が個人的に試してみた方法の中には非常に危険性を伴うものがあります。
 また、その方法では一切改善していないので、真似をしないようお願いします。
 
・現時点で私の飛蚊症は全く改善していません。また、今後改善したとしても
  同じ方法で改善するとは限らないため、自己責任でお願いいたします。
 
・受診した医療機関の名称は伏せてはいますが、実際に同じ場所で治療を
 受け、効果が無かったとしてもブログの内容を医療機関に持ち出すのは極力
 避けていただきたいと思います。(治療の効果は人によって様々であり、
 この記事が 原因でクレーム等が発生すると生理的飛蚊症の治療研究に
 少なからず影響が出る可能性があるためです)
  
・デマ情報や広告の書き込みを防ぐためコメント欄を設けていません。
 Twitterのダイレクトメッセージ等でご質問ください。
 
 以上、よろしくお願いいたします。

 
 
2.発症の経緯
 
まず初めに私の目の現状ですが、右目を生まれてすぐに病気で完全に失明
したため左目しか見えません。飛蚊症になったのは左目のほうになります。
 

2009年10月、前日に前兆は一切なく、起きると突然黒い塊やそれにまとわりつく
煙のようなものが大量に見え、酷い飛蚊症になってしまいました。
 
あまりにも突然だったため目の病気だと思い即日眼科へ行き検査をしましたが、
生理的な飛蚊症と診断され、治療法もなく、別の眼科を何件も周りました。
 
地元の眼科で眼球内部の硝子体の様子を撮影してもらいましたが、硝子体の
内部が、生卵のカラザ部分のように白く濁っている様子が確認できました。
 
その地元の眼科では「硝子体融解」という症例での診断でしたが、有効な
治療法はなく、失明等に直接繋がるようなものではないので安心してくださいと
 

その日を境に私の人生は大きく狂ってしまいました。
 
視界の左下に見える大きな塊が、視線を下に向け前を見ると視界の
ちょうど中心に寄ってきて、バイクの運転に集中できなくなり、書物を
見ると読んでいる文字の中心に寄ってきて重なってしまい頭をブンブン振ったり
 
2年以上、事実上のノイローゼ状態になってしまいました。
 
ひたすら治療法を探しましたがどこにも「時間がたてば気にならなくなる」等しか
書かれておらず、当時唯一物理的な治療法が書かれていたのは、アメリカの
フロリダで行われているレーザーによる生理的飛蚊症の治療のみでした。
 
しかし、アメリカまでの渡航費用、治療費を調べてみると現実的ではなく、
また、そのレーザー治療も「後部硝子体剥離」が原因のものにしか有効性が
ないとの情報があったため、事実上発症当時には治療法はありませんでした。
 




3.個人的に試した方法(改善無し)
 

・サプリメント
 
ルテインやブルーベリー、ビタミンA、ニューアイリタン、その他様々な
サプリメントを試しました。おそらく合計で10万円は超えてると思います。
 
しかしながら、どんなサプリメントを試しても改善には一切至りませんでした。
 
もともと硝子体は一生を通じてほとんど代謝が行われない場所なので、
何かを口から摂取することによって濁りが改善するというのは素人の
私が考えても不可能であると考えられます。
 
 
・ゼオエース
 
関東某所の眼科で、生理的飛蚊症にゼオエースという薬が効くという
事で処方しているとの情報を得たので、関西から関東まで行きました。
 
医師は「薬は処方しますけど・・・難しいと思いますよ」と言いましたが、
半年分処方され規定通りに飲み続けました。
 
が、こちらもやはり効果は一切なく、結果的に無駄になりました。
 
おそらく医師の言葉から察するに「後部硝子体剥離」による飛蚊症の場合
ならゼオエースは効果があったかもしれませんが、硝子体そのものが
混濁しているような症状ではおそらく効果が無かったのではないかと思います。
 
サプリメントと同じで、口から物質を摂取することによって改善するのは
生理的飛蚊症ではほぼ不可能であると考えられます。
 
 
・その他の方法
 
眼球を親指で押して何とか飛蚊症の原因である濁りを目立たない位置に
移動できないか試しましたが、頭痛を誘発するだけで効果は全くありません。

この方法は視神経や網膜も間接的に圧迫することになり、
危険なので真似をしないようお願いします。
 
 
マッサージ器による振動で飛蚊症の原因である濁りを別の目立たない場所に
移動することはできないかと思いましたが、効果はなく、むしろ後部硝子体剥離や
最悪の場合網膜剥離等を誘発する危険があるので絶対に真似をしないでください。
 
 
 
4.飛蚊症レーザー手術(現在改善はなく、追加治療中)
 
2014年頃、日本にも海外で行われていた飛蚊症レーザー手術が関東の眼科に
導入されたのを耳にし、2016年、名古屋でも同じ治療が受けれる事を知り、
2016年9月16日、飛蚊症レーザー手術を受けてきました。
 
この治療は、生理的飛蚊症を完全に治すものではなく、レーザーにより
硝子体内部の大きな混濁を砕いて細かくし、目立たなくするものです。
 
その流れについて詳細に明記していこうと思います。
 
 
・事前検査
 
飛蚊症レーザー手術を受けるには、手術適応検査が必要になります。
2016年8月末、手術適応検査を受けてきたので、流れを説明します。
 
眼科によって違いますが、事前検査は健康保険での診療となり、
私の場合は3割負担で4220円でした。

 
1.視力、眼圧の検査
 
初診のため、視力や眼圧、近視、乱視度を測定します。これは
どの眼科でも行われている簡単な検査になります。
 
2.眼底の詳細検査
 
ミドリンPという瞳孔を広げる目薬をさし、30分程待った後暗室に案内されます。
光干渉断層計という機器を使い、網膜の断面の神経の状態を検査します。

機械は顎を乗せて覗くと、+印に□が2つほどある照準のようなマークがあり、
そこに赤い線が上下に走っているような感じのものが見えます。
 
看護師の指示に合わせてこの場所を見てくださいと指示があるので従います。
 
次に眼底写真の撮影を行います。機械を覗いて撮りますが、フラッシュが
まぶしくてしばらく間は丸い跡が視界に残ります。
 
 
3.医師による直接の検査
 
眼底の検査が終わり、椅子に座っていると次は医師による直接の検査が
あるので、点眼麻酔をします。麻酔といっても目薬ですが、かなりしみます。
 
点眼麻酔後、診察室に呼ばれ、医師による直接眼球内部の検査が行われます。
 
医師による直接の検査というのは、まず眼球の表面に顕微鏡の接眼レンズ
のようなものを直接当て、眼球内部の様子をみてもらいます。
 
点眼麻酔が効いているので痛みはほとんどありませんが、感覚としては
眼球表面にヌルヌルとしたものが当たってるようで少し気持ち悪い感じです。
 
この検査により、硝子体内部の濁りがどのあたりにあるのかを調べ、
レーザーによる粉砕が可能かどうかを判断するようでした。
 
 
4.事前検査後

事前検査の結果や眼球の状態をカウンセリングルームにて看護師から
説明を受けます。私はこの時にいろいろと質問をしてみました。
 
>Q.飛蚊症のレーザー手術に使う機械は、
  飛蚊症の治療の為に設計され作られたものですか?
  
A.元は白内障の治療に使われていたレーザー機器を飛蚊症の改善治療にも
  使えるよう少し改良したのもであり、日本には現在7台しかありません。
 

Q.どれほどの方がこの治療を受けられているのですか?
 
A.受けられる人は比較的高齢の方が多く、若くで受けられる
  人はかなり少なく、飛蚊症の原因としても後部硝子体剥離が原因による
  ものが多く、原因不明による若年性の飛蚊症についてはまだデータが
  少ないのが現状となっています。
 
 
Q.効果はどれほどのものなのですか?
 
A.やはり凄く改善したという人もいればほとんど効果が無かったという残念な
  結果になっている人もいらっしゃいます。



あとは診察室内で直接医師から耳にした内容で、うろ覚えですが
レーザーを照射できるエネルギー量は合計で1400ミリジュール、
それを超える照射はできないとのことでした。
 
 
説明が終わると手術日の日程を決め、当日スムーズに手術を
進めるため、手術前の1時間前から15分ごとに分けてミドリンP
をさすように指示を受け、手術の同意書と説明文を渡され帰宅となります。

 
・手術当日
 
まず手術費用に関してですが、これも眼科によって違いますが、
保険適用外となるため15万円(税抜き)になります。
 
また、追加治療が必要になった場合、3か月までは無料との事でした。
支払いは手術当日の手術後という形になりました。
 
手術といっても全身麻酔をして手術室にて行うようなものではありません。
また、直接メスで切ったりするような事もなく、短時間で終わるものです。

手術の1時間前に瞳孔を開く目薬(ミドリンP)を15分ごとに分けて3回
さし、瞳孔が開いた状態で眼科に向かいます。
 
事前検査と同じく、目の網膜の状態を検査し、診察室へと向かいます。
そこで点眼麻酔を受け、機械に顎を乗せます。
 
顎を乗せると、ベルトで後頭部を固定され、動かない状態にします。
機器の左右に手でつかめる棒があり、そこを握り前傾姿勢になります。
 
事前検査の時と同じく、目に接眼レンズのようなものを直接当て、
飛蚊症の原因である混濁の位置を確認します。
 
 

shuzyutu1.png
 
手術中はこんな感じに見えており、右に眼球内部を照らすための光源、そして
左側にレーザーを当てる照準を合わせる為のものか、赤い光が2つ見えます。
 
 
医師と看護師のやりとりの声が聞こえ、医師が「2.4ミリジュール...1.9..」
といった出力調整のための指示をやりとりしている様子が聞こえました。
 
いよいよレーザーの照射となるわけですが、レーザーといってもビームのように
ズビューっといった感じで長時間当てるものではなく、一瞬だけ当てる感じです。
 
治療中はパチン!パチン!という音が聞こえ、
一瞬だけレーザーを照射して内部の混濁を砕く感じです。

また、レーザーは可視光線ではないため、
光は一切見えず、痛み等も全くありません。
 

レーザーは30回ほど照射が行われ、17分で手術は終了。
 
手術後、炎症と感染症を防ぐための目薬をさし、フルオメソロンが
処方され、1日3回点眼するよう指示されました。
 
 
手術後、カウンセリングルームに案内され、ノートパソコンで
手術中の動画を看護師から見せてもらうことができます。
 
眼球内部に白い混濁とそれにまとわりつく繊維状の濁りがあり、
レーザーが当たると死んだクラゲのようにゆらゆらと動き、下のほうに
移動していく様子を動画で見せてもらいました。


これと全く同じような動画がYoutubeにあったので、掲載しておきます。

飛蚊症レーザー治療の動画(私のではありません)



カウンセリング終了後、次の術後検査の日程を決めて帰宅となります。
 
 
 
5.レーザー手術後
 
レーザー手術直後は瞳孔が開いているため、薬の効果が切れるまで待ちました。
 
結果としては残念ながら2016年9月29日現在、
飛蚊症そのものは全く改善していません。

それよりも、左下にあった黒い塊が中央に移動してしまい、
悪化してしまった感じです。
 
ただ、手術後、夜の視界が明るくなった感じで、夜の看板や街灯りが少し
見やすくなったような感じがします。おそらく認識できないレベルの硝子体の
繊維状の濁りは、レーザーによって拡散してクリアになった為だと思います。
 
レーザーの追加治療は状況によって可能なため、9月30日にもう一度検査を
受け、追加治療が可能かどうかを調べてもらいます。
 
 
※以下随時追記予定





6.個人的に思うこと 
 
現在生理的な飛蚊症は肌のシミやシワと同じように老化現象、生理現象として
扱われ、日常生活に支障が出る程酷くても病気として扱われていません。
 
そもそも「飛蚊症」という名称そのものがそこまで重症ではないようなイメージが
あり、重度の場合は名称を変えていただきたいと個人的に思っています。
 
よく他人に相談すると「あ、自分も見える」と言われる事がありますが、症状は
人によっては本当に酷く、よくある飛蚊症のイメージ画像である半透明の
糸くずのような虫のようなものが見えるのではなく、真っ黒い大きな塊が
視界のど真ん中にあり、日常生活に支障が出てる人が多数存在するのです。
 
人間は視界の中で動くものを無意識に目で追ってしまうので、はっきりとした
黒い塊が視界の中で動くと、何事にも集中できなくなります。
 
また、飛蚊症がひどいと眼精疲労や乗り物酔いに似た症状がひどくなり、
状況によっては心療内科へ通院する程のストレスを抱えます。
 
もし自分の部屋の中に大きなハエが5~6匹飛んでると鬱陶しくてたまらない
ですよね、重度の飛蚊症の人には視界内に常時ずっとそれが見えてるのです。
 
職種や学生によっては引きこもりになっても仕方ないレベルです。
 
 
・重度の飛蚊症の人に対してどう接するべきか
 
まずは定期的に飛蚊症の症状を聞いたりすることは避けてあげてください。
また、景色の良い場所に一緒に行ったりしても、飛蚊症については言及
しないであげてください。
 
飛蚊症の人は普段「見えていてもそれを意識していない」場合がほとんどです。
飛蚊症であること改めてを自覚させられると、気になってしまって取り乱します。
 
長い間飛蚊症を患っている方なら分かると思いますが、たまに何かがキッカケ
になり、異常に飛蚊症が気になる発作的な状態になる事があります。
 
おそらく私自身も手術を受けたばかりで今まで以上に飛蚊症を気にして
しまっている精神的な問題も非常に大きいと思います。
 
それでもバイクを運転していて、左ミラーを見て視線を前に向けた時に
大量の黒い塊が視界のど真ん中に来るのは本当に耐えがたい辛さです。
 
 
・自分の子供が若くして重度の飛蚊症になってしまったら
 
急激な飛蚊症は何かの病気の可能性があるので、まずは眼科へ行く事です。

そして、生理的な飛蚊症と診断されれば、それが原因で視力がどんどん低下
していったり、失明に繋がるようなものではないことを説明してあげて下さい。
 
部屋に間接照明等をつけてあげて、薄暗い部屋で過ごしていても
それについては言及しないであげてください。また、布団やシーツ、
カーテン等をダーク系の色のものに変えてあげるとよいでしょう。
 
また、本人が飛蚊症でに苦しんでノイローゼになっていたら、
躊躇せずに一緒に心療内科にて相談をしてみてください。
 
心療内科へは社会人や学生を含み、いろんな人が気軽に来ており、
悪いイメージを持たないで欲しいのです。飛蚊症は日常生活において
精神的な面も影響が非常に大きいので、改善の一つの手法でもあります。 

 
・最後に

本当に飛蚊症は白い壁や曇りの日の日中の外出が辛くなります。
個人的には晴天よりも曇りの日のほうが辛いです。
 
この辛さは同じ症状を患っている人にしか絶対に分かりません。
 
そして、生理的飛蚊症は現在病気として認められていないので、
治療方法の研究もほとんど行われていないのが現状です。
 
眼球内部に細い注射器を入れ、眼球内部の硝子体の混濁してる部分だけを
吸い取ったり、超音波を使って混濁部分を目立たない場所に移動させたり
  
生理的飛蚊症の原因が病気として認められれば、こんな感じの治療方法が
研究開発されると思うのです。(あくまでも想像です)
 
重度の飛蚊症は、その人から笑顔を奪います。すべてのやる気を奪います。
私は、自分の身体を実験台にしてでも、国内でできる事は全て行い、詳細に
記録に残す事、そして多くの方に重度の飛蚊症について知ってもらうこと
 
それぐらいしかできませんが、諦めればそこで治療の進歩は大幅に遅れて
しまうので、何かできることはしておきたいのです。
 
 
旧ブログを知ってる人はもうほとんどいないと思いますが、元々バイクでの
旅記録を乗せていた「タケシの冒険」シリーズは、飛蚊症で自分自身は
綺麗な景色が見れなくても、デジ一眼で撮影した写真を皆さんに楽しんで
もらいたいというコンセプトから始めた企画です。
 
私がカメラの趣味に走ったのは、自分自身の目の代わりとして、
綺麗な景色を撮影しようという想いからです。
 
 
飛蚊症で悩んでいる皆さん、本当につらいと思います。現にこの記事を
入力している私も現時点で視界に黒い塊が移動してきて辛いです。
 
ただ、悩んでる人は自分だけじゃないと思うだけでも、
気休め程度でも少しは楽になるのではないでしょうか。
 
私は生まれてすぐに右目を完全に失明してしまったので、右目による
補正がなく、左目しか見えない為、余計に気になるのかもしれません。


飛蚊症のこれからの経過については随時追記していきます。

 
 
最後まで読んでいただいた皆様に感謝致します。
 
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